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2025.04.7

フィンガーピッキングデイ2025を終えて

ご無沙汰しております。

こうしてブログを書くのは3年ぶりとなります。久しぶりに書こうとすると、何を書いたら良いか分からなくなりますが、何か感じたことや思ったことを書いていくのも楽しいかなと思い、不定期にはなるかと思いますが想いを綴ってみようと考えています。

さて、タイトル通り3月29日にフィンガーピッキングデイが終わり、一週間が経ちました。
応援してくださった皆様、当日お足元の悪い中会場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました!少し気持ちの整理がついてきたところなので、今回のコンテストを通して色々感じたことを書いていこうと思います。

毎年3月に横浜赤レンガ倉庫にて開催されているフィンガーピッキングの全国大会、僕は今年初めて全国の舞台に立たせていただきました。挑戦して7年、悲願の出場ということでとても嬉しかったですし、やっと前に進めたと思いました。

他の出場者は当然のことながら全国から勝ち上がった猛者なので、めちゃくちゃ上手いです。同じソロギターでもジャンルや個性も十人十色。自分が場違いに思えてくるほどのレベルの高さでしたが、それでもこの舞台に立っている以上、精一杯良い演奏をしようと自信を持って挑みました。




実際に会場に着くと全国の舞台は空気が違いますね。もちろん普段のライブとは全く別の緊張感がありますし、何より生音での審査かつリハーサル無しの本番一発勝負というとてもシビアな環境で演奏しなければならないので、この時点でだいぶプレッシャーが半端なかったです。

もちろん事前に把握はしていましたし、それに向けての準備はしてきましたが、それでも待機中はずっと震えていましたね。ステージに立ったらいつも通りの演奏はできたと思っていますが、振り返るとその時の記憶があまりないので自分が思っている以上に緊張はしていたのかと思います。

受賞はできませんでしたが、全国の舞台で演奏ができたことは自分の中で大きな一歩だと思っていますし、たくさんのギタリストと交流する機会ができて良い刺激になりました。

ただ、それ以上に悔しさも残った大会でもありました。この日のためにオープンマイクやブッキングライブ、あるときは飛び込みでライブをやったりなど、度胸をつけるためにできることはやったつもりですが、やはり全国のレベルは高かったですね。

出場者の中には自分と同じ初出場の方もいれば、過去連続で全国大会に出場している方もいて、この空気の中で堂々と演奏されている姿を見て本当にすごいなと感心してしまいます。もちろん内心は緊張されていると思いますが、この日のために皆さん相当練習や準備を重ねているんだと思うと、まだまだできることはあったのかなと色々反省点が浮かんできます。

それでも自分の力は出し切れたので良かったですし、全国から20人の中の1人に選ばれただけでもとても光栄に思います。こんな緊張感の中演奏することもなかなか経験できないことですからね。
初めて聴きに来てくれた方から「曲が良かったです」と言っていただいたときはとても嬉しかったですし、今日まで頑張ってきて本当に良かったです。

受賞されたギタリストの皆様、おめでとうございます!
皆さん本当に素晴らしい演奏でした。たくさんの刺激をもらいましたし、また自分の演奏を見返す良いきっかけにもなったと感じます。

また来年に向けてチャレンジしようと思いましたし、またこういうコンテストがあったら積極的に参加してみたいですね!

改めて、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!


ちなみにコンテストで演奏したオリジナル曲「Kanade」をYouTubeにアップしていますので、こちらも是非聴いてみてください。

ブログ用プロフィール写真

佐久間元樹 /Motoki Sakuma

フィンガースタイルギタリスト
ギター一本で叙情感ある世界を作る。
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